安部川の滝めぐり  
 ・ 牛妻不動滝
 ・ 樋口(トイグチ)不動の滝
 ・ 藤代の滝
 ・ 宝月の滝
 ・ 赤水の滝
 ・ 安部の大滝 
(日本の滝百選)
 ・ 鯉ヶ滝
 ・ 三段の滝
 ・ 温泉湯滝
 ・ 天神滝

 ・ 黒部沢大滝 
 ・ 朝日の滝

2011年5月、東京からの仕事の帰りに百選滝である安部大滝へ寄ることに決めた。
初めは一人でレンタカーを借りて行くつもりだったのだけれど、奈良の滝のデジマンさんが合流してくださるとのことで、静岡からずっとデジマンさんのお車に乗せていただくことになった。
デジマンさんには大変感謝!!
また、静岡の百選マスターであるイチローさんも午後から滝を案内してくださるとのこと
滝仲間ってほんとうにありがたい。

さて、この安部川は日本を縦に走る大断層「糸魚川静岡構造線」の南端、フォッサマグナの南西端にあたる。
そういった地形ということからも、安部川沿いにはたくさんの滝がある。
一日しかないので、安部大滝へ行く途中に寄りたい滝はたくさん・・・・
イチローさんデジマンさんとも相談し、日帰りで見れそうな滝は予めチェックして行った。







牛妻不動滝 (静岡市葵区牛妻

最初に行ったのが牛妻不動滝。
この滝は静岡駅から県道28号線を北に進み10km少々という近いところにある。
案内標識を見ながら駐車場に到着すると、そこには熊出没注意の看板が・・・・

  
 
まぁ、そんなことは気にせず、整備された道を歩いていくと程なく滝に到着。
滝は2段で落差は15m。
上の段はヒョングリのように水が跳ね上がり、下段はきれいな直瀑となっている。

 
  







樋口(トイグチ)不動の滝 (静岡市葵区平野) 

県道29号線、平野地区、大河内中学校の裏手にあるお手軽滝。
平野不動滝とも言われる。
落差は40mあるが水量が少なかった。
なお、右岸を登ればさらに上流にトイグチの滝(20m)があるとのこと

 







藤代の滝 (静岡市葵区梅ヶ島

さらに県道29号を北上。
入島トンネルを抜けたところの三差路を右折し藤代方面に向かうと、ほどなく右手に藤代の滝の看板がある。
そこに車を停めて踏み跡をたどって斜面を降りて川に出ると、上流側に藤代の滝を見ることが出来る。
滝に近づくにはその川を渡渉して左岸に渡りそのまま上流側に進むことになるので、その際は長靴があったほうが良いと思う。
落差は10mで幅広。岩がなかなか美しい。
梅ヶ島七滝のひとつ。

 







宝月の滝 (静岡市葵区梅ヶ島) 

県道29号線をさらに北上。
関の沢橋を渡ったところを直進(右側)してそのまま関の沢方面に1km程度進んだところに宝月の滝という案内板があり、そこに車を停めて川を見下ろすと滝が見える。
落差は5mだが水量が多かった。
尚、道路手前のカーブのところから正面に遠望することも出来る。
梅ヶ島七滝のひとつ。

 







赤水の滝 (静岡市葵区梅ヶ島

県道29号線をさらに北上。
道路左手に大きな案内があるのですぐにわかる。
二段で落差50mの大きな滝で水量も多い。
梅ヶ島七滝のひとつ

  

 







安部の大滝
 (静岡市葵区梅ヶ島) 日本の滝百選

この滝、日本の滝百選ではあるが、滝専用の駐車場がないので注意が必要。
今回は県道29号線を北上して右側にある「よしとみ荘」さんにお願いして車を置かせていただいた。
 そのよしとみ荘さんのすぐ脇から1.2kmの遊歩道が始まり、歩いて片道約40分かかる。
  
            よしとみ荘さん             遊歩道入口、まずしっかりした吊橋がある

一つ目のつり橋を渡って少し下ると、2つ目の吊橋が待っている。
この吊橋が狭くて高くて長くて揺れるのでちょっと怖い。
  
 
3つ目の橋。
 こちらも一人づつ渡る。(登場はデジマンさん)
  

安部の大滝は落差80m(そんなに無い気もするけど)。水量が多い。
展望場所は1箇所しかなくて滝に近いので常時水飛沫が飛んでくる。
迫力があってなかなか気持ちいいです。

 

なお、通常のルートだと40分程度かかるが、滝上の林道からショートカットで降りてくる道があり、そちらからだと15分で滝前まで行ける。しかし高低差100m以上の急坂なので、帰りの登りはそれなり覚悟が必要だ。
  ショートカットルートより

今回は健脚のイチローさんがそのルートで車を林道に置き、滝の前で我々を待っていてくれた。
久しぶりの再会で話が弾んだ。







鯉ヶ滝 (静岡市葵区梅ヶ島

鯉ヶ滝は安部の大滝の上流にあたり、先に説明した林道沿いにある。
落差は50m。渓流瀑ですね。
梅ヶ島七滝のひとつ
滝の名前の由来についてはこちらをどうぞ
 

 







三段の滝 (静岡市葵区梅ヶ島
 
梅ヶ島温泉をまっすぐ通り抜けたところにあって、車で脇まで行ける。
落差は30m。名前は3段だが2段の滝に見える。どれが三段目なのかな?
梅ヶ島七滝のひとつ

 







温泉湯滝 (静岡市葵区梅ヶ島

梅ヶ島温泉の泉源のところにある滝。
温泉にある赤い橋を渡って対岸、硫黄のにおいがする。
滝だけで見ると哀しい眺めだが、組み合わせが面白い。
これも梅ヶ島七滝のひとつ

  

 







天神滝 (静岡市葵区平野

イチローさんに案内いただいたからこそ行けた滝。
この滝へ行くには私有地を通っていかないといけないし、途中の木の橋が流されているので、渡渉には長靴が必要。ルートも明確ではない。
ということで、こちらではルートはあえて御紹介しない。

そういったことから、滝は訪れる人も少なく全くの自然のまま。
2段で落差は70m。

 

 






黒部沢大滝 (静岡市葵区平野

こちらもイチローさんに案内いただいた。
天神滝のそば。車道から近いけれど、遊歩道は無くヤブコギになる。
落差は12m

 







朝日の滝 (静岡市葵区平野

平野地区、県道29号線を走っていて山の中腹に見えた滝。
あとで名前を聞いてみたら、朝日の滝というのだそうだ。
落差は30m。

 



    
 

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