備後の滝11 下帝釈峡の滝
・ 霧降滝
・ 立石滝
県北に大雨が降った翌日の7/17と7/19
鬼釜を攻略すると同時に下帝釈峡の滝に訪れてみた。
下帝釈峡の霧降滝と立石滝は残念ながら雨後にしか見れない滝だが、どちらの滝もとても素晴らしい滝だ。
いずれも遠望することは可能。
しかし滝へ近づくのは容易ではなく、そのためには川の中を歩いて進むことが前提になる。
今回は水が温かい夏ということで、初めて滝下まで行ってきた。
霧降滝(奇跡の滝)
霧降滝は別名奇跡の滝とも言われ、下帝釈峡の花面(はなづら)公園の脇から谷底に向って落ちる滝。
落差は120mある。
しかし花面公園からはほとんど姿は見ることは出来ず、見るためには花面公園から少し南にあるこの看板のあるところから谷底に向って約200mの高低差を降りていかなければならない。
約2/3程度降りたところで、気をつけて歩いていると遊歩道から滝姿を正面に見ることができる。

そのまま遊歩道を谷底まで降りると、 こういった形で霧降滝を見ることが出来る。
7/19撮影
しかし遊歩道があるのはここまで
滝下へ行くためには道無き右岸を上流側へ遡る必要がある。
7/17、藪を掻き分けて進んでいきこの写真のところまで来た。
7/17撮影。水量多い
ここから先に進むには左に見える断崖沿いを進まなければならないが、あまりに水量が多いので危険と考え、この日は撤退。
7/19に再度訪れた際は少し水量が少なくなっており、崖沿いは膝上くらいの水深だったので、そのまま遡行した。
やがて右岸から滝の水が帝釈川に流れ落ちているところに到着。
そこからは滝をめがけて岩場を登っていくことになる。
途中に何故か亀が・・・

そして見えてくるのがこの景色だ

滝の水はそのまま岩の割れ目に向って落ちていっている

落差があってさすがの迫力だった。
立石滝
立石滝は花面公園の展望台から直接遠望できる。
ちょうどロッククライマーが登る岩のすぐ右側あたり。
落差は50m。
ここに水が落ちているかどうかで霧降滝の水量も予測できる。
7/17撮影、花面公園より
7/19、霧降滝.の滝下へ行った後、再び帝釈川まで戻り、そのまま右岸を遡行して立石滝に向った。
しばらくするとこういった景色になる。

立石滝は正面の崖に落ちている。
こりゃ泳がないといけないかなと思って左を見ていると、岩の左側にロープがかけてあり右岸(向って左側)を巻いて先にいけるようになっていた。
岩をクリアして再び川に戻ると、今度こそは川の中を歩かなければならなかった。
崖沿いの腰下程度の水深を注意深く進んで行き、一旦浅瀬まで来たら、今度は右岸から左岸に渡る。
このあたりは川幅は広いが膝くらいの深さしかないので大丈夫。
そしてそのまま左岸を進むと、やっと立石滝が見えてきた
対岸にこんな看板が
兵庫登山会と書いてある
正面から



ほんとにきれいな滝だ。水があるときは備後一の美瀑ではないかと僕は感じた。
岩肌が特に美しく。裏見も出来るようになっている。
水量がもう少し多い時期は、おそらく手前にある小さな滝壺に水が落ちているのだろう。

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