・　屏風滝　（竹原市）
　・　観音滝　（竹原市）
　・　家禽滝　（庄原市）
　・　魚切滝　（府中市）
　・　馬乗の滝　（神石高原町）
　・　白糸の滝　（福山市）
　・　道佐の滝　（福山市）
　・　うる滝　（庄原市）


今回も本当にほとんど世間に知られていない備後の滝。
このうちのいくつかの滝は今回古文書と絵図を頼りに探しあてた新発見の滝です。
（竹原市は正確には備後ではなく安芸に含まれますが、近いので今回掲載しています）





屏風滝　

竹原市新庄町にある滝。
芸藩通志および芸備諸村瀑布図に記載があるものの、どこにあるのかわからなかった滝の一つ。
落差は10m程度。
美しい滝なのだけど、上流に民家があるせいか残念なことに滝下は荒れている。
道路から滝音は聞こえるので、地元の人は滝があること自体は知っているのではないかと思われた。
今回は滝前に行くためにガードレールを越えて急斜面を降りた。

　
　






観音滝（西野町）

観音滝は竹原市西野町にある。
芸藩通志に記載があって、今回一番探すのに苦労した滝。
地元の人でもわからないので、何度も足を運び、最終的にはドローンで発見。
藪が少ない時期を待ってやっと滝を直接見ることが出来た。
滝は3段で落差は20m程度。水量が多いタイミングに行くことができればなかなかの良い滝ではないかと思う。

　







家禽滝　

車を走らせていて、たまたま看板を見つけた滝。道路から徒歩5分
落差は10m程度で水量は少ない。
名前の由来は滝の形がニワトリに似ているということか？
庄原市常定

　







魚切滝（府中市）

魚切滝は府中市河面町にある。
芸藩通志に河面村魚切滝と記載があるものの、なかなか見つからなかった滝。
上部が木で覆われているためドローンでは発見できなかったけれど、河面町の民俗資料館でなんとか滝のある谷を特定することが出来た。
ヤブコギをしながら左岸を遡上していくと狭い谷の奥に連瀑が続いていた。
本滝と思われるものは3段で落差25m程度。この滝の下にも小滝が続いている。
なかなか良い滝で発見時はちょっと感動した。ただ滝前に行くのは岩が滑るので結構危険だ。

　







馬乗の滝

馬乗の滝はgooglemapを見ていて見つけた滝。
ただ神石高原町のHPにも一部記載があったので、単に見逃していただけかもしれない。
場所は神石高原町古川。
車で途中まで入れる未舗装の道があるが草ぼうぼうなので、現実的には手前の舗装路の道脇あたりに車を停めて歩いて行った方が良いかもしれない。奥の駐車スペースからは遊歩道が続いているので危険は少ない。
滝は3段で落差はおよそ15m。
滝前からは下の二段しか見ることができないが、右岸側斜面をよじ登ると上段を見ることができる。

　　中段と下段

　　上段







白糸の滝（福山市）

山道を車で走っていて、たまたま看板を見つけた滝。
福山市郷分町にあり、落差は12m程度。
福山市街地から近いこんなところに滝があるとはとても驚いた。
下流から歩いて徒歩10分程度。
水量が少ないのが難点。

　







道佐の滝

googlemapを見ていて見つけた滝。
場所は福山市山手町
池の堤防から水が流れ出すところにあって、滝下に行くのはちょっと苦労するかもしれない。
残念ながら水量が少ないうえに荒れていて、寂しい気持ちになった。

　
　







うる滝

芸藩通志に記載のある滝で、二度目のドローン探索で発見。
動画では水が流れているのがわかるのだが、静止画では残念ながらほとんど水が見えない。
谷の100m程度上のところで、滝下へはヤブコギで小一時間程度かかりそうだったので、実際にはまだ訪れていない。
麓からは尾根に隠れていて残念ながら見ることはできない。
場所は庄原市高野町下湯川

　
　　ドローン撮影