備後の滝9 三次市の知られざる滝2
・ 田和瀬の滝
・ 鳴ヶ滝
・ 曲谷の滝
・ 巌頭の滝
・ 小庵の滝
・ 吉武滝
・ 宇遠木の滝
・ 八千代滝
・ 伊木谷の滝
・ 稲滝
・ 龍神の滝
・ 日南の滝
・ 滝の倉の滝
・ 熊見の滝
takimiさんのオフ会で行った時の5滝と、改めて出直しした際に訪れた9滝。
あわせて一気に14滝を御紹介。
田和瀬の滝
まずはtakimiさんOFF会で行った神之瀬峡の5滝から。
田和瀬の滝は県道456号線沿いに落ちている滝。
北に向けて走っていると左手にあるのだが、小さい滝なのでよほど気をつけていないとわからない。
水量も少なくて夏には枯れることもあるそうである。
場所はこのあたり三次市君田町櫃田。


鳴ヶ滝
鳴ヶ滝は神之瀬峡にある代表的な滝のひとつ。フォレスト君田という道の駅にある観光地図(看板)にもその名前が書いてある。
場所はこのあたり。ところが観光地図に載っているわりには道が酷く、県道456号線から東に入ってからの2kmほどは4WDじゃないととても入れない未舗装の悪路であった。
正直なところ観光用にするならば、後述の小庵の滝の方が向いているだろう。
川が分岐する手前の少し広いところに車を停めて、本流に沿って道路を登ると、すぐに左下に降りる鉄の錆びた階段がある。
この階段を下りて道なりに川を渡渉し、すこし下ったところに鳴ヶ滝はある。
行く際は長靴の方が無難。
二条に落ちる美しい滝だった。

薄く虹が見えた
渡渉箇所から逆に上流に少し遡行すると、鳴ヶ滝の上の滝を見ることも出来る

こちらもなかなかの滝だ。
曲谷の滝
こちらは鳴ヶ滝から遊歩道をさらに20mほど進むと、下に見える滝である。
支流の曲谷から落ちる滝で滝の下部で本流と合流している。
落差は鳴ヶ滝よりも大きいが、水量はやや少ない。
車を停めたところから鳴ヶ滝に向う際に橋を渡るが、その橋から見えるのはこの曲谷の滝の上の滝である。

下の滝 上の滝
巌頭の滝(がんずのたき)
神之瀬峡キャンプ場の対岸に見える滝。(場所)
夏場は木に隠れて見え難くなる。
落差は下まで含めると相当ありそう。


小庵の滝
神之瀬峡キャンプ場からさらに県道を北へ進むんだところに小庵の滝はある。(場所)
こちらは県道沿いに標札が立っているのでわかり易い。
県道の広いところに車を停めて歩くこと数分で到着。
結構落差のある滝だった。

吉武滝
吉武滝は三次市上田町。
県道45号線を走っていると大きな看板がある。
先日白糸の滝へ行った際になんで気付かなかったのだろう。
わき道に入って車を停めて徒歩30秒。渡渉があるので長靴の方が無難。
低くて幅広の滝。よく見ると上に1段あるので2段と滑の3段の滝ということになるかな。


宇遠木の滝(上の滝) (うとうぎのたき)
宇遠木の滝は三次市布野町下布野。
国道54号線、宇遠木バス停を西に入り、宇遠木の滝本滝という看板がある方向ではなく、そのまま日下町方面に登っていくと、ガードワイヤ越しに左下に滝が見えてくる。
実は本滝よりも上の滝の方が大きいという情報があり、また本滝(落差15m)は私有地を抜けなければならないということなので今回はパスさせてもらった。
宇遠木の上の滝は3段。車道から見えるのはその最上段のみである。
今回はガードワイヤを乗り越え斜面を下ったが、危険が伴うのでお勧めは出来ない。
3段で落差は40m近くはあると思うが、全てを一望するためにはロープをかけて安全を確保してから降下したほうが良いだろう。
今回は途中まで降下して危険なので滝壺まで降りることはあきらめた。
もう少し下流側から斜面の緩やかな部分を降下し、遡行して滝壺へ行くルートを見つけないといけない。
ガードワイヤ越しの眺め
今回はここから降下した
この滝は3段ともしっかりとした滝壺を持っているので美しい。

3段全景 最下段
上段落ち口より
上段落ち口から上流側
八千代滝
八千代滝は布野村の道の駅のすぐ南の谷を西に入ったところにあるが、大きな看板も出来ていて非常にわかり易いところにある。(場所)
車道の行き止まりに車を停めてから約1km歩くと杉木立の間から滝が見えてくる。
落差は14m。ただしこのすぐ上にもう2段滝が続いていて、実際は3段で30mくらいの滝となっている。

下段 最上段
伊木谷の滝
伊木谷の滝は八千代滝のすぐ北の谷、布野の道の駅のすぐ北側の谷を西に入り、未舗装の悪路になってからさらに約1km進む。(場所)
進んでいくと左手に水の音が聞こえるところがあるので、どうやらそれが伊木谷の滝だ。
落差は3m+2mくらい・・・
そこからさらに1kmほど進んでみたが、滝らしいものはどこにも見つからなかった。
はっきり言って苦労して行く価値なし・・・(T.T)


稲滝
常清の滝をすぎて国道375号線を北上すると、1.5kmほどで稲滝の看板が見える。
場所は三次市作木村下作木
荒れた道を500m程度歩くと橋があってそこから稲滝を遠望できるが、木に邪魔されてよく見えない。そこからは斜面を登ってヤブコギして滝に近づいた。
稲滝は2段で落差60mとなっており、比較的大型の滝である。

橋からの遠望 少し近づいたところ

橋のところから右の谷へ進むと小滝がある。
こちらは落差はさほどでもないが苔がきれいなので、むしろこちらの方がいいかもしれない

龍神の滝
龍神の滝は三次市作木町大山龍神地区にある滝群だ。
このあたりは香淀川が連瀑帯となっていて、窓を開けて車を走らせているだけで轟音が響いてくる。
下流から一の滝から五の滝まであり(熊五郎さんによる)、特に一の滝は谷が深いので今回は遠望のみとさせてもらった。
一の滝
二の滝(上から)
四の滝・五の滝
五の滝(上から)
日南の滝(ひなのたき)
龍神の滝の少し下流に支流から流れ込む滝。(場所)
ちょうど新しく出来た橋のたもとに車を置いて徒歩30秒。
水量があると見栄えがするそうだ。

写真より上側にも滝が続いているのが見えた。
滝の倉の滝
日南の滝から少し下流。香淀川右岸に支流から流れ込む滝。(場所)
砂防ダムが見えるところがあるが、それを越えていくと滝下まで行くことが出来る。
ただし道路から遠望も可能。

熊見の滝
香淀川からひとつ北側の谷筋。
カヌー公園があるところの旧道から東に川筋に沿って入っていき、500m程度進んだところの右下に滝は落ちている。(場所)
立派な滝壺を持つ滝だ。


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