神奈川県の滝めぐり  
 ・ 塩川滝 
 ・ 牧馬大滝
 ・ 三日月橋の滝
 ・ 早戸大滝 
(日本の滝百選)
 ・ 雷滝

 ・ エビラ沢の滝 





2012年3月、これまで行った百選滝は97箇所。
あと3つを残すのみなのだが、三重県の大杉谷にある百選滝「七ツ釜滝」へ通じる橋が台風で崩落したまま登山道が通行禁止になってもう何年にもなる。
どうせ「七ツ釜滝」に行くことはできないのなら、あわてて残りの2つを行くことも無いだろうと考えていた。

その大杉谷の登山道がついにこの2012年のGW前に通じるという情報が届いた。
「これで百選滝を制覇することができる!」
そうなるとまずは残る2つの滝、「早戸大滝」と「北精進ヶ滝」をクリアしないといけない。
俄然行く気になった。

さてこの二つの滝は神奈川県と山梨県。
お隣同士の県なので、広島県からわざわざ車で行くのなら一緒に行かないと効率が悪い。そして往復のことを考えると3泊4日は欲しいところだ。
そうなるとゴールデンウィークに行くしかないか・・・・

というわけで、2012年4月末にこの2つの滝「早戸大滝」と「北精進ヶ滝」へ行く計画を立てた。



4月28日
 5:00 自宅出発 
 〜山陽道(権現湖S.A.)〜名神〜新名神〜東名阪(御在所S.A.)〜伊勢湾岸道〜東名〜新東名(掛川S.A.)
 〜厚木I.C.〜一般道 と走って
 15:20 塩川滝 着
 GWで途中何度か渋滞に巻き込まれたが、これくらいならスムーズに行けたほうだろう。
 明るいうちに神奈川の滝をいくつか見れそうだ







塩川滝 (神奈川県愛甲郡愛川町) 

塩川滝は幅4m落差30mの2段の滝で徒歩1分のお手軽滝。
滝の直前まで歩道が続いているが、近すぎて全景が撮りにくい。

  

 






牧馬大滝 (神奈川県相模原市緑区牧野) 

塩川滝のあと日が暮れるまでもう少し時間がありそうだったので、あっきーさんオススメの牧馬大滝(まきめおおたき)へ行くことにした。
塩川滝から15分ほどR412を北に進んで左折。R413を西に進み「青野原オートキャンプ場」を目指す。

  
ここに車を停めて(駐車料金500円)
手前にある吊橋を渡りそのまま遊歩道を進むと、突き当たりに河原に降りる道があるので川に出る。
  

そこからは浅い川をどんどん進むことになるので、濡れずに行くには長靴が必須。
  

10分ほど進むと幅広の「牧馬小滝」に出会う。

 

この滝の脇を通ってそのまま上流に3分ほど進むと両岸が高く迫ってきて牧馬大滝が見えてきた。
落差は約20m。
あまり知られていない滝のようで、それで観光化されていないのが素晴らしい。

 

 

 

 三方を高い崖で囲まれていて深山幽谷の雰囲気を味わえるとても良い滝だった。
 教えていただいた「あっきー」さんに感謝!

この日はこれで終了、相模原市の東横インに向かうことにした。






三日月橋の滝 (神奈川県相模原市緑区烏屋

翌4月29日、早戸大滝に向かって出発。
早戸川沿いの道を進んでいると、突然滝が目に飛び込んできたので車を停めて簡単に撮影した。
後から調べてみると三日月橋の滝という名前であることがわかった。
早戸川本流に直接支流から落ちてくる滝で、落差は20mほど

 








早戸大滝 (神奈川県相模原市緑区烏屋) (日本の滝百選)


さてこの日のメインの早戸大滝。

早戸川沿いの道を車で遡り、丹沢観光センターを過ぎて川を右岸から左岸に渡ったところで舗装が終わり。
後もう少しと思っていたら、道がUターンしたところでいきなりの通行止め。
先客の車がすでに数台駐車してあった。
自分もそこに車を停め、その場所から歩く羽目になった。
  

先人のHPを見ると、歩く時間は2時間程度?
本来ならトレッキングシューズで行くべきところだけど、ここはヤマビルがいると聞いている。
また渡渉もあり、秋田の茶釜の滝での経験もあるので、ここはスパイク長靴で歩くことにした。
さらにヤマビルファイターを長靴と帽子にしっかりふりかけ、これで蛭対策は万全。


出発は8:38
歩いているとなぜ通行止めなのかすぐにわかった。道が崩れているのだ。
そして本来の駐車スペースに着いたのが9:05 
30分ほど余計に歩かされたことになる。
  

 
 案内板には早戸大滝まで90分と書いてあるが、これは厳しい表記だ。

そしてここから山道に入る。
間違って広い車道をそのまま真っ直ぐ歩いてはいけない。
この看板のすぐ上のほうに滝への山道がついている。

  
           こんなところを通って                造林小屋 9:24

このあたりから道は険しくなり、崖沿いのこんな木の橋をたくさん渡っていく
  

9:39 山から下りて川に出た。不安定な揺れる橋を渡って右岸に
  

その後、鎖場や渡渉に苦労するところが何箇所かあった。濡れずに行くなら長靴が必須
  
  

10:16 雷平  
  正面が支流の原小屋沢。先に雷滝
この後も渡渉を繰り返した
このあたりから先は道が明確ではなくなるが、とにかく本流を遡る。

11:05 分岐  ここで左側の沢に入る。間違えないように・・・・早戸大滝まであとすこしだ
  

11:09 ついに早戸大滝が見えた。ここまで2時間30分
  
滝下に行くには右岸にあるロープを使って崖を上らないといけないが、今回直接この前衛滝を登ってみた

 

 

 

大岩が滝の前を塞いでいるという珍しい形。
想像以上に良い滝だった。
この滝、百選滝のうちの3大難攻滝といわれる茶釜の滝よりも危険度は少ないかもしれないけど
実際のところ茶釜の滝よりも大変だったといっても良い。
想像以上に疲れた。







雷滝 (神奈川県相模原市緑区烏屋

早戸大滝からの帰りに雷滝に立ち寄る。
まずは雷平まで引き返し、原小屋沢の左岸をずっと進んでいく。

約20分で「大岩の滝」
 

大岩の滝からさらに10分程度で川が左に曲がっていて、その手前を右岸に渡るとすぐに「雷滝」に到着する。
 
これが雷滝。
離れていても水飛沫が飛んできて気持ちが良かった。


雷滝からの帰り、木々の間から早戸川対岸に「円山木沢大棚」という滝を発見
 

山旅ロガーのGPS補足状況はこんなところ
まずまず追従してくれました
 







エビラ沢の滝
 (神奈川県相模原市緑区青根) 

早戸大滝をクリアしたあとは、翌日の北精進ヶ滝に向けて山梨方面に向かった。
その途中にあるいくつかの滝をピックアップ。

エビラ沢の滝は県道76号線沿いにあるお手軽滝。
落差15mで、岩肌が美しくとても端正な印象を受けるきれいな滝だった。
緑の玉を抱いて観音経を唱えながら滝に打たれていると球の中に御霊が入ったという言い伝えが残されており、「やまなみ5湖 水のある風景36選」にも選ばれている

 



 引き続き ------  山梨県の滝めぐりへ

    
 

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