那須塩原の滝  
 ・ 回顧の滝 (みかえりのたき)
 ・ 仙髯の滝
 (せんぜんのたき)
 ・ 連珠の滝
 (れんじゅのたき)
 ・ 留春の滝
 (りゅうしゅんのたき)
 ・ 猿臂の滝
 (えんびのたき)
 ・ 布滝
    (ぬのたき)
 ・ 抛雪の滝
 (ほうせつのたき)
 ・ 風挙の滝
 (ふうきょのたき)
 ・ 竜化の滝
 (りゅうかのたき)
 ・ 七絃の滝
 (しちげんのたき)


2011年6月、2泊3日で福島の滝へ行く計画を立てた。
メインは尾瀬の三条の滝。
中日一日をかけて桧枝岐温泉から往復する予定だ。
その初日、桧枝岐村まで行く途中にどの滝に寄っていくかを考えたときに浮かんだのが、栃木県の那須塩原の滝群だった。なんと100余の滝があるのだそうだ。

そして箒川と並走する国道400号線沿いにさほど歩く距離もないお手軽な滝が点在していて、非常に効率の良い滝見をすることが出来そう。


その箒川の下流側から順に今回行った10滝を御紹介。

 







回顧の滝 (地図) みかえりのたき

那須塩原の滝群は布滝ひとつを除きその他の全ての滝が一級河川である箒川に対して流れ込む支流にかかっている。
まずは箒川一番下流側にある回顧の滝。
 

この滝を見るには下流側にある回顧の吊橋を渡って対岸を見るという形になる。
尾崎紅葉の金色夜叉にも登場する滝で、落差70m。
専用駐車場もあり、片道15分。
その途中に滝があったが無名のようだった。
  
              無名滝                       回顧の吊橋


残念ながら回顧の滝には近づくことは出来ない。

  展望台より







仙髯の滝 (地図) せんぜんのたき

国道400号線沿いに見える。
注意しながら車を走らせること。
落差12m。

 







連珠の滝 (地図) れんじゅのたき

仙髯の滝のすぐそば、旧道が残っているところにある。
落差18m。

 







留春の滝 (地図) りゅうしゅんのたき

国道400号猿岩トンネルを抜けたところの左側に駐車スペースがあるので、そこから急坂を下りて徒歩約10分。
留春の吊橋を渡ってすぐのところにある。
落差は15m。
尚、留春の吊橋のあたりは箒川が狭くなっていて潜竜峡といわれる渓谷がとても美しい。
対岸には無名滝も落ちている。

  留春の滝

  
             無名滝?                        潜竜峡







猿臂の滝 (地図) えんびのたき

留春の滝へ歩いていく滝見道の分岐を猿岩トンネルの入口(下流側)方向に進み、一旦国道400号に出て反対側に渡ると、山側の藪の中に猿臂の滝が落ちているのがわかる。
スペースが無いので車にはねられないように注意が必要。
落差は40mあるらしいけど、残念ながらよく見えない。

 







布滝
 (地図) ぬのたき

唯一箒川本流にかかる滝。
落差7m、幅4m。
この滝は国道からも見ることが出来るが、スペースが無くて危険なので、竜化の滝への遊歩道から見たほうが良いと思う。

 







抛雪の滝 (地図) ほうせつのたき

抛雪の滝は竜化の滝への遊歩道から落ち口を見ることが出来るが、滝身は国道400号から直接見ないといけない。
こちらもスペースが無くて車に注意が必要だ。
竜化の滝の下流にあたる。落差は10m

  落ち口

 







風挙の滝 (地図) ふうきょのたき
 
竜化の滝への遊歩道、竜化の滝のすぐ下流にある。
落差は10m。すこしだけヒョングリがある。
竜化の滝まであと200m。

 







竜化の滝 (地図) りゅうかのたき

那須塩原の滝のメイン。
国道沿いに大きな駐車場があり、そこから徒歩で約20分。
遊歩道は落差も少なく整備されていて、気持ち良く歩くことが出来る。
三段で落差は60m。水量も多い。
ひとつ残念なのが、滝の展望所がコンクリで作られていて無機質な雰囲気が漂うこと。
崖崩れ対策ということでは致し方ないが、滝好きとしてはガッカリせざるを得ない。

  
 
 







七絃の滝 (地図) しちげんのたき

道の駅の人に教えてもらった滝。
那須塩原温泉の中心部にあって、滝もホテルの裏手にある。
国道400号線の蓬来橋からも見ることが出来る。

 



    
 

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