西沢渓谷へ (2008.10)
なれいの滝・大久保の滝・三重の滝・竜神の滝・恋糸の滝・貞泉の滝・七ツ釜五段の滝・不動滝
2008年10月の日曜日、朝一番の飛行機から特急・レンタカーと乗り継いで西沢渓谷に行ってきた。
西沢渓谷入口到着は12:50。今回はハードなスケジュールだ。

厳しい行程であることはわかっているが、駐車場のそばのお土産屋さんのおばちゃんに往復で3・4時間かかりますよと言われた上に、この日は降水確率50%。
到着時はなんとか雨は落ちていなかったが、いつ降り始めるかわからない状態なのである。
とはいえ服の上にウインドブレーカーを着るのが精一杯の雨対策だ。早速支度をして歩き始めた。
持込んだ撮影道具はカメラのkissDNとIS付のWズームのみ。
このレンズ(EF-S18-55IS&EF-S55-250IS)はなかなか良く写るし手ブレ補正がついている。
なんせ今回は三脚を持って来ていないので、スローシャッターはこのレンズの手ブレ補正が頼りなのだ。
さて出発
遊歩道は最初は舗装されていてラクチンだったが、実はだんだん悪くなっていく。
なれいの滝
歩き始めて20分ほどすると右手の沢の奥になれいの滝が見えた。
手早く撮影して先に進む。
さらに少し歩いたところに休憩所があって、地図の確認が出来た。
実はここからは道が一方通行となっていて、滝を見ながら川を遡上する側が行きのルート、最後の不動滝からの帰りのルートは旧トロッコ道を通ることになっている。
特に秋はこの渓谷は人気で多くの人が訪れるため、狭い遊歩道ではすれ違いが大変ということからそうなっている。
その一方通行を15分ほど歩くと二俣吊橋。右手は東沢、左手が西沢との合流ポイント。
二俣吊橋(東沢を渡る) 合流ポイント
大久保の滝
歩き始めてから約40分となる13:30。大久保の滝へ到着。
対岸から本流に向けて落ちてくる滝である。
ここから先は遊歩道が狭く細くなっていく。
三重の滝
大久保の滝から約5分で三重の滝。
この滝は滝壺の水が蒼く、また流れる水が美しいのでスローシャッターが良く似合う。
さらに5分ほどで人面洞
ただどれが人のなのか良くわからない。想像力が乏しい(ノ_・。)
竜神の滝
歩き始めて約1時間(13:50)。竜神の滝到着。
本流に落ちる滝で野性味がある。
恋糸の滝
恋糸の滝 は14:05
対岸から落ちてくる滝だがあまりに細いので良く見えない。
貞泉の滝
貞泉の滝は14:10。(歩き始めて1時間20分)
今回の西沢渓谷で滝壺の色が一番綺麗だと感じた。
滝の名の由来はきっとそこにあるんじゃないかと思った。
さらに10分で母胎渕
七ツ釜五段の滝 (日本の滝百選)
この渓谷のメインで日本の滝百選にも選ばれている七ツ釜五段の滝到着は14:35。
歩き始めて1時間45分という事になる。写真を撮らずに真直ぐ来れば1時間半といったところか。
この滝は他の滝と比べるとスバ抜けてスケールが大きい。
また他の滝と同じく見事な滝壷が並んでいる。
滝を正面から見るのは橋の上からになるが、滝が曲がっているので下3段しか見ることが出来ない。
さらに上の2段を見るには遊歩道をすこし進んでいくことになる
それにしても五段の滝というのはいいが七ツの釜はどれをカウントするのか・・・?
なおここに到着と同時にとうとう雨がポツポツ降り始めてしまった。
不動滝
西沢渓谷最後の滝は不動滝。七ツ釜五段の滝からは約5分。
少し遠望になる。
ここから帰路ということになるが、不動滝からトロッコ道までの登りの階段の約5分がこの遊歩道全体の中でいちばんきつかった。
階段を上りきると休憩所のようなものがあってトロッコの軌道の跡が残っている。

休憩はしたいが雨が降り始めて来たのでゆっくりもしていられない。
帰路はここからは山の中腹にあるトロッコ道のゆるい下り坂をずっと下っていく事になる。
往路より距離はやや長いが楽だし時間的にも速い。
いくつかこんな橋を渡る

途中で七ツ釜五段の滝が眼下に見えた。
雨の中をひたすら進み、西沢渓谷入口着は16:30.
出発してから戻ってくるまで全部で3時間40分かかったことになる。
とりあえず無事に戻ってきたし写真も撮れたので今回は良しとしよう

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