大分県中部の滝  (2014.7)
羽門の滝乙原の滝白糸の滝猿渡口の滝清滝老野湧水の滝黄牛の滝白水の滝



大分県の滝めぐりはこれまで百選滝を中心に訪れていたということがあって、宇佐市・日田市・九重町・豊後大野市の滝についてしか巡っていない。今回大分県の中央部である別府市・竹田市の滝について初めて訪れてみた。






羽門の滝 (うどのたき) (地図

北九州の門司から10号線を南下し、宇佐から宇佐別府道路に入って2区間。大分農業文化公園ICを降りて、県道42号を東に進み標識に注意していると要所に羽門の滝の案内板がある。
トイレ付き駐車場があって、案内板には白竜伝説のことが書いてあった。
簡単に言うと、この滝で行をしていた武士がその地にあった地蔵を守っていた母娘に行を忘れて心を奪われ、100日後に会う約束をした。そして100日たって待ちきれずに約束の時間より前にこの滝にきてみたらその娘は白竜だったという話。
徒歩1分。落差12mの滝は多くの凸凹があって羅漢さまがいるよう
小さいけど風情のある滝だった。

 

 







乙原の滝 (おとばるのたき) (地図

別府ラクテンチの裏側から谷沿いに左岸を登っていき、大分道の下を潜り進んでいくと約15分で見ることができる。
正面に見えるのが落差60mの雄滝で、写真に撮ろうとしても水飛沫が飛んできてレンズがすぐに濡れてしまう。
滝壺のすぐ前まで行くと右手から落ちる雌滝30mを見ることができる
写真を撮るのは難しいが、その水飛沫はとても気持ちよかった。
尚、この滝は大分道上り線を走っていると、トンネルとトンネルの間で左手に見ることができる

  雌滝は右に隠れている







白糸の滝 (しらいとのたき) (地図) 

別府にある県道52号沿いの堀田温泉の裏側、白糸の滝温泉というのがある。そこの山側にあって、私有地越しに見ることができる。
落差15mくらい。
滝のすぐ前に空家があるが誰もいないようで、将来そこに住めたらええなぁと思わずにいられなかった。

 







猿渡口の滝 (さるわたりぐちのたき) (地図) 

由布川峡谷は12kmにわたる長いゴルジュで、そこには多くの滝が落ちている。その峡谷に向けて3箇所おりるところがあるのだが、これはその真ん中の猿渡口のすぐそばにある滝だ。
由布川峡谷はゴルジュの形が柔らかい曲線でできていてとても珍しく美しいのでカメラマンには人気の場所。
しかし峡谷全てを見るには水の中を歩かなければならず、この滝は濡れずに見ることができるほぼ唯一の滝だ
一度時間をかめて走破してみたい峡谷だ。

 







清滝 (きよたき)   (地図
 
 県道30号(豊後街道)を竹田方面に向かって進み、ドイツ村入口を過ぎて長湯ダムの脇を北上。注意して進んでいくと清滝の案内板が出ている。
駐車場からはほぼ平坦な快適な道を10分程度で滝に到着。
約40mの直瀑でサラサラと水が飛沫をあげながら落ちてくる。迫力はないが清涼感タップリの滝。
滝下にいて水飛沫を浴びるのが気持ちよかった。
虹も見ることができた。

 

 







老野湧水の滝 (おいのゆうすいのたき)  (地図

老野湧水というのは九重山に降った雨や雪が半年かけて湧き出してくる水で名水に指定されているが
 

この下流200mのところに同様に伏流水が滝となっているのが、老野湧水の滝である
 







黄牛の滝 (あめうしのたき)  (地図

川沿いの田園風景の中に落ちる滝で、幅15m落差25m。水量が多くて見ごたえがある。
冬場は虹も見られそうだ。
「黄牛の滝」の名前の由来は黄色の牛のことで、昔このあたりで竜が村人に危害を加えていたところ、黄色の小牛の頭を生贄にして滝壺に投げ込んだら悪さが収まったという話らしい。

 

 







白水の滝 
 (しらみずのたき)  (地図

大分県と熊本県の県境にある滝で、大野川の源流、陽目(ひなため)の里というところにある。
この滝は結構な観光滝で、20kmも手前の国道57号線から案内板が出ているので、まず間違うことはないだろう
駐車場のそばにはお土産屋&食事をするところがあって、名水に育つヤマメ(エノハ)等が食べられる。
そこから滝までは600m。
白水の滝は阿蘇山系の水が伏流水となって出て来る滝で、東の白糸・西の白水とまで言われているらしく、その歩く600m間にもたくさんの水が落ちている滝があり、滝に名前が付いていないのがもったいないくらいである。
  無名滝のひとつ


白水の滝までの途中で唯一名前が付いている滝が母滝だ

母滝
 

 この右側の流れは二条の水の流れが交差していて面白い景観だった。
 


さらに少し進むと白水の滝が見えてくる。
白水の滝は落差38m。一番奥の滝がこんな感じだけど、手前にも幾筋も落ちているので全部で白水と考えたほうが良いだろう。
そもそも滝筋が99あって百から一を引いて白水という名前になったという説もあるようだ
 






    
 

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