四国の滝へ
雨乞の滝神通滝大釜の滝大轟の滝大荒の滝轟の滝龍王の滝大樽の滝雪輪の滝御来光の滝


中国地方からは近くでありながら一度も行ったことのない四国の百選滝。
四国には8つの百選滝があるが。そのうちの6.5箇所を今回見ることが出来た。(一箇所は遠望)
時期的に紅葉はもう少しだったが大急ぎで見た四国の滝たちを写真でご紹介。





雨乞の滝(日本の滝百選)



徳島県神山町。
駐車場からの30分ほどの渓流沿いの滝見道は名前のついた小滝が連続していて登りの連続で結構きついが、そのおかげで滝を充分楽しむことができる。
最奥の雨乞の滝は3段落差45m(雌滝)。緑に包まれたとても美しい滝だった。
なお左隣りに雄滝(落差27m)も落ちているが水量が少なく、なぜこっちが雄滝なのかと感じさせられる。


案内板

うぐいす滝

不動滝

地獄淵

もみじ滝

観音滝

左雄滝・右雌滝





神通滝


徳島県神山町。
男子バレーの植田監督が滝に打たれるということから何度もテレビで放映された神通滝。
氷瀑となることでも有名で、直瀑で落差が30mある。
滝見道は15分程度で渓流も心地よい。






大釜の滝(日本の滝百選)


徳島県那賀町
国道193号線沿いにあり、道路からも眺めることができる。
蛇行した川の途中にあって水量が非常に多く轟音を響かせていいて、また水がとてもきれいなのが印象的だった。
落差20m。






大轟の滝


徳島県那賀町
これも大釜の滝と同じく193号線沿いの滝。
時期になればライトアップされるのだそうだ。
落差25m。「とどろのたき」と読む。






大荒の滝


高知県香美市。
百選の轟の滝の西の谷にあり、轟の滝に住む2体の竜が移り住んだとされる。
付近はもみじ峡といわれるので来てみたが、残念ながらちょっと早かった。
直瀑で落差は38m。「おおあれのたき」と読む。
手前に岩屋の滝(2段、落差25m)もある。


岩屋の滝

岩屋の滝





轟の滝(日本の滝百選)


高知県香美市。
物部川の支流、日比原川にかかる滝で3段・落差82mの滝。
滝壺がに特徴があり、また水量もあって見ごたえがある滝だ。百選と同時に県の天然記念物になっている。
ここには玉織姫伝説といわれる伝説があり、高知新聞のHPより引用すると
「平家一門の伊和三太夫の一人娘、玉織姫(たまおりひめ)は近郷に比類ない美貌と天性の機(はた)織りの名人として聞こえていました。ある日姫は川向こうに機織りの道具を返しに行きましたが、夜になっても帰って来ませんでした。三太夫は滝壺に大蛇が住むことにはたと思い当たり、家伝の名刀を握りしめるや、狂ったように滝に走り着き、小太刀を口に濃藍の滝壺めがけて飛び込んだのでした。すると水底には乾き切った岩盤の世界があり、美しい姫が父を待っていました。姫は眉目秀麗な若侍を夫として引き合わせ、三日の間父を接待しました。共に帰ろうとする父に姫は絹の巻物六反を渡し、親不孝を詫びつつ、惜別の情断ち難くも永遠の別れを告げるのでした。生還した三太夫は三年の月日が経っていたことに驚きます。その後柚ノ木の山里には平和な日々が訪れ、次第に繁栄していきました。」
となっている。
見るからに伝説がたくさんありそうな素晴らしい滝だ。
なお、ちょうど陽が差して虹を少し見ることが出来た。






龍王の滝(日本の滝百選)


高知県大豊町。
国道439号線から少し入ったところにある。この滝は百選滝にもかかわらず案内標識が少なく場所を見つけにくい。
徒歩は約500m。
落差は20mと低めだが、岩が獅子の顔のように見え特徴があることと、水がきれいであることが印象的。






大樽の滝(日本の滝百選)


高知県越智町。
県道18号線から案内板に沿って狭い道を進むと数台とめられる駐車場があり、徒歩10分ほどで落差34mの大樽の滝を見ることができる。
直瀑であるが岩肌はあまり見えず緑に溶け込んでいる。
ここにも伝説が残っている。
「土佐藩筆頭家老・深尾公の足軽、篠原与助がある日山中で狩猟していると、妖しい美女が現れ、面妖を感じた与助が銃を構えると女体はたちまち大猪となって突き掛かってきた。与助が撃った八幡の菩薩弾の一発が命中した瞬間、辺りは暗闇と変じ、山を揺るがす轟音と共に金色に輝く長大な物体が逃げ出した。数十日後与助は白骨となった大蛇を見つけ足蹴にして通った。その晩与助は正体不明の病で苦しみ死んでしまった。その後も代々一族に災難が続いたが、子孫が「大樽淵の主」の霊を弔うようになってから一族の不幸が絶えたという」






雪輪の滝(日本の滝百選)


愛媛県宇和島市。
昔から気になっていた滑床渓谷。
駐車場からの渓谷美は素晴らしく、何箇所もある一枚岩のナメはとても珍しい。
そのクライマックスが雪輪の滝で長さ300mもある。(見えている範囲は80mのみ)
今回初めて行くことができたが、残念ながら水量が少なくて雪輪はとても小さなものしか見れなかった。
ただ渓谷には見所が満載で、時間が限られた範囲では全部をとても見ることは出来なかったので、今度来るときは一日かけてゆっくり見てみたいものだと思った。


案内板

万年橋

三条の滝

鳥居岩

河童ノ滝

出合滑(下部)

出合滑(上部)

岳見岩あたり

富士滑?

百岩

雪輪の滝1

雪輪の滝2

雪輪の滝3

雪輪の滝4

観瀑台より

雪輪の滝上部

落合淵

落合淵上部





御来光の滝(日本の滝百選)


愛媛県久万高原町
今回も遠望だけでも見ようと行ってきた
落差102mの四国一の滝で源は石鎚山。すぐ脇に石鎚最高峰の天狗岳が控えている。
残念ながら前回来たときほど水量が無く。紅葉も既に終っていた。
その代わり下流の面河渓は紅葉が最高潮。
いつかはこの滝を目の前にしたいものだ。


石鎚スカイライン




    
 

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