屋久島へ  
 ・ 落の滝
 ・ ヤクスギランド・紀元杉
 ・ トローキの滝
 ・ 竜神の滝
 ・ 千尋の滝
 ・ 大川の滝
 ・ 布引の滝
 ・ 羽神の滝
 ・ 白たえの滝


2010年9月、初めて屋久島に行ってきた。
百選滝である大川の滝へ行くことが主目的ではあったが、一日という限られた時間の中、
行けるだけの滝と屋久杉もすこし見てきたので御紹介。

今回は前日の夜に飛行機で屋久島に入った。
  あいにくの雨

宿泊先は空港のそばにある民宿「苺一笑」さん
 
御家族でされているが、料理はプロ以上ではないかという腕前で、雰囲気も良く価格もリーズナブル。
 
これだけ出てきて部屋のアメニティーも充実して1万円を切る価格なんだからありがたかった。

朝食も美味しくて、よい旅行になりそうな予感。
さて、今日は空港から時計回りで屋久島を一周する予定だ。

ところが、実はこの日は台風が近づいてきていて、空は大荒れになったのだった。






落の滝(おとすのたき)

屋久島空港は島の東、丸い屋久島を時計に見立てて3時の位置にあるが、そこから少しだけ南に進むと山肌に滝が落ちてきていた。
レンタカーを走らせながら何気なく山を見ていて発見。あわてて車を停めた。
こんなところに滝があるなんてガイドブックに載っていなかったと思いつつ撮影。
 
落差は30m以上ありそう
後で調べたが名前は落の滝といい滝壷にも行けるようだ。川の名前も落の川。
望遠で2・3枚撮ったところで、急にスコールがやってきてびしょぬれになった。
ここではポツッときたら30秒以内に避難しないと危険な状態になるようだ
 
こちらは翌日鹿児島に向う飛行機の中から
ちょうど離陸して高度を上げているときに右側の窓から落の滝が小さく見えた。







ヤクスギランド・紀元杉

せっかく屋久島に来たんだから、縄文杉は見れないとしても少しは屋久杉を見て帰りたい。
というわけで、せめてこちらだけは立ち寄ることにした。
雨がまた落ちてきたので500円のカッパを購入したが、
このカッパあとでも大いに役に立った。

ヤクスギランドは有料施設(300円)。屋久島の原生林を歩けるようにコースが作ってあり、
中にいくつかの大きな屋久杉がある。
売店 遊歩道入口
千年杉 くぐり杉
  
紀元杉はヤクスギランドから車でさらに20分ほど奥に進んだところの道路脇にある。
樹齢は3000年。屋久杉の中でも5本の指に入る古い杉だ。
残念ながら、落雷の影響か上部は折れていて高さは20mも無い。
しかしそれでも3000年もの長い間生き続ける生命力というのは本当に凄い。
幹周は13.3mとなっている。
紀元杉
 帰りに鹿を発見






トローキの滝 (トロ沖の滝)

屋久島のほぼ南。鯛之川の河口にあり直接海に落ちる珍しい滝。落差は6m。
駐車場が無いので近くの「まごころ市 ぽん・たん館」に車を停め、そこで美味しい「たんかんジュース」を頂いたら運良く雨も上がったので、そのまま滝へ向った。

遊歩道に入ると足元にアカガニ発見 一目10匹。まるでクリスマス島みたいだ
危険な崖を降りて正面に回り込む 滝の反対側

岬の先端で撮影をしていたら突風が吹き、あわてて三脚を押さえたところ、いきなり帽子が海に飛ばされた。
スイス土産の帽子だったのに、悔しぃ〜〜〜〜〜!






竜神の滝

トローキの滝のある鯛之川を少し遡ったところに千尋橋というのがあり、その橋からこの滝を見ることが出来る。
落差は30m。

橋の上から 橋から海を見た






千尋の滝(せんぴろのたき)

鯛之川、竜神の滝からさらに上流に千尋の滝がある。
その千尋の滝へ向う途中で急に雨が降り始めた。
なんと雨が止んだり降ったり振幅が激しいことか。降り出したらバケツをひっくり返したような凄い量だ。
これじゃぁまともに写真も撮れない。
駐車場についてしばらくしても雨がやみそうに無いので、あきらめてカメラバッグにはレインカバーを被せ、自分はカッパを着て滝に向うことにした。

この滝は大川の滝とならぶ屋久島を代表する滝で、落差は60mほど。
しかしこの花崗岩の一枚岩の大きさ。なんと迫力があることだろう。
水量が多いために、右岸の大岩の隙間から水が何条も噴き出している。
少し小降りになったタイミングを見計らい、なんとかカメラが濡れないように手持ち撮影。
上の滝は小千尋の滝(落差10m)と言うらしい。






大川の滝(おおこのたき)  日本の滝百選

この滝は今回の旅の主目的だ。
日本の滝百選に選ばれていて、落差は88m。幅は表記が無いが相当広い。
島の南西にあって道路からも見えており、駐車場からも歩いてすぐ。
しかし雨はまだやみそうも無い。
やむを得ないので先ほどと同様の装備で滝に近づくことにする。
ところが、この滝の水量は凄くて、滝の正面へ行くと水飛沫(プラス雨)でカメラを取り出すことさえ出来ないほど。

この写真、カメラ用レインコートを着せ、レンズを拭きながら撮ったのだが、拭いた直後じゃないとレンズが濡れてきれいに写らない。スローシャッターは全てNGだった。

尚、この滝のそばには大川湧水という名水百選もある

ところで時刻は3時。まだ島を半周しかしていない。
島の西海岸の狭い道を通って急いで北へ向った。
そしたらなんと雨が上がってきたのだ。一瞬太陽が顔を出した。
なんと日頃の行いが悪いことか・・・・・。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
陽が差して4時前なら大川の滝に虹がかかるとも聞いていたのに・・・・






布引の滝

島の一番北側に布引の滝公園があり、すぐそこに滝が落ちている。
本当は落差の高い滝のはずなのだが、この滝だけはどういうわけか水が少なかった。
写真は最下段のみ

 






羽神の滝 (はねがみのたき)

布引の滝からさらに車を走らせ島の東側へ、やっと宮之浦の町に入った。
時刻は4時半。
白谷雲水峡に行こうかどうしようかと考えていたとき、山に白い2条の筋を見つけた。
こんなところにも滝があるなんて・・・それも右側の滝は高知の程野の滝みたいな連瀑で相当な高さだ。
ガイドブックは不親切だと思いながら望遠レンズに付け替えて数枚撮影。

 
左側の滝(名称不明) 右側の滝、最下段が羽神の滝
 
良く見ると滝の途中を道が横切っている。
ナビを確認するとこの道は白谷雲水峡の方角だ。
というわけで、白谷雲水峡へ向って車を走らせることにした。
そうすると案の定この道は白谷へ向う道。
道路脇に車を停めて滝を撮影することにした。
この右側の滝は後から羽神の滝という名前だとわかることになる。

左の無名滝を見下ろしたところ。下は宮之浦川 右側の滝を道路から見上げる
右側の滝(羽神の滝)落口 道路から羽神の滝を見下ろす。宮之浦遠望

下に見える宮之浦川は屋久島の代表的な川。
沢屋さんが憧れる日本百名谷の一つでもあるそうだ。
この川の上流に白谷雲水峡があり、さらにその奥は秘境で、そこには龍王の滝という屋久島中最大落差(110m)の滝がある。






白たえの滝

白谷雲水峡の入口に着いたのは5時を大きく回ったころ。
残念ながら中を歩く時間が無い。
入口にある白たえの滝のみを撮影してこの日を終了することにした。
 


帰り際、道路脇でサルに遭遇。小雨でも平気で毛づくろい。
 




    
 

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